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  • ITIL
  • ブックレビュー

2017.03.13

全2回 ブックレビュー 《連載:第1回》 新人ガール ITIL使って業務プロセス改善します!

IT系ビジネス書なのに、意外なラストが鮮烈な印象を残す

本書は、業務改善をテーマにした、小説仕立てのビジネス書です。この本では、ITのシステム運用の分野でデファクトスタンダードとなっているITILというサービス管理手法について、IT部門から一般の社会人までを対象に、分かりやすく解説しています。この記事では、本書の特徴を3つのポイントで紹介します。
ビジネス書なのに、意外なラスト。
あなたも、きっと読みたくなる。

主な内容

ここ数年ブームになっている、小説パートを持つビジネス書。親しみやすいマンガちっくな表紙を持ち、難しい内容を小説パートで平易に解説することで人気を集めています。

本書「新人ガール ITIL使って業務プロセス改善します!」も、そういった小説仕立てのビジネス書のひとつです。

出版元では、この本をこんなふうに紹介しています。

中堅化粧品メーカーに勤務する友原京子に、ある日、課長から思いもかけない任務が……。
英国生まれのIT運用ノウハウ「ITIL」。
この考え方をビジネスシーンで業務プロセス改善に応用した日本初の小説型ITIL実践の指南書。 本書では、「ITIL」というITのフレームワークの考え方を利用し、業務プロセスの改善を行う方法を、小説風の物語をメインにわかりやすく解説しています。考え方を利用しているだけなので、ITの知識は不要というのがポイントで、「つまみ食い」「いいとこどり」で使えるのが特徴です。

特徴1.一般業務を対象

本書の1番目の特徴は、システム管理のような専門業務ではなく、普通の企業の普通の業務を対象にしていることです。

そのため、IT関係者でない人やIT知識が少ない人にとっても、とてもわかりやすい内容になっています。また、IT部門の人にとっても、業務知識とITILの適用例を理解する絶好の機会になっています。

IT部門の人が、非IT部門の人にITILを紹介したい時や、システム部門の業務の考え方を説明する場合にも、本書は役に立つでしょう。

特徴2.小説仕立てで豊富な例示

本書の2番目の特徴は、豊富な例で説明していることです。小説形式を採用しているおかげで、次のように3つのレベルでITILのことを説明しています。

  • 小説の舞台である購買部門の業務
  • ITILに詳しい人が、詳しくない人に説明する日常的な例 (ホテルのフロント=サービスデスク など)
  • 解説パートの教科書的な説明

ITILに詳しくない主人公でも、日常的な例でITILについて理解を深めながら、自分の関連業務に応用していく様子を追体験できるので、教科書的な解説パートが続く一般的なビジネス書と比較して、ぐっと読みやすくなっています。

特徴3.どんでん返し

そして本書で、もっとも印象に残ったのが、驚愕のラストと、その出来事に対する主人公の決意です。

正直なところ、小説仕立てのビジネス書の小説パートに、感動を求める人は少ないと思います。主人公に感情移入したり共感することも、まずないでしょう。しかし、この小説のラストは、この時代なら誰に起きてもおかしくないものです。だからこそ、その出来事に対する主人公の決意は、読者自身にも迫ってくるものがあるではないでしょうか。

ビジネス書は、その知識を実際に使わないと役に立ちませんが、多くのビジネス書は、読んですぐに忘れ去られてしまうのが実情です。しかし、本書は、このラストにより、読者に強烈な印象を残すと思います。

ミステリー小説や映画であれば、驚愕のラストが存在すること自体が、注目の的になります。しかし、ビジネス書では、なかなか評価の対象にもなりません。そこで、あえてここでは、その効果を強調したいと思います。

この衝撃は、書店でラストシーンだけ立ち読みしても、決して体験できません。

と思っていたら、
なんと続編も発売
されたそうです!

2度読み必須のビジネス書です。

書籍概要

関連情報

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