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  • システム運用
  • 業務プロセス改善

2019.02.26

全2回 ITシステム運用改善を実現するために何が必要か 《連載:第2回》 自動化やアウトソースを駆使し業務負荷低減を

攻めのIT投資には、改善のため策を議論し検討する時間が必要ですが、既存の業務に余裕がなくなかなか手を付けるのが難しいでしょう。業務効率化が必要でも、それを実際に行うのは容易ではありません。少しずつ自動化を始めていったり、今の業務内容にとらわれず、アウトソースでコストが下がる部分は下げていったり、クラウドなどの始めやすいテクノロジーに触れてみるなど、まずはさまざまなサービス活用に視野を広げてみる必要があります。

運用改善にはどのような対策があるか

多くの企業は現状の業務に少なからず課題を抱えているでしょう。しかし、時間も人材も限られる中では、どこから改善していけばよいのかを慎重に考える必要があります。局所的な視点では改善が部分最適化で止まるおそれがあります。現在のシステム運用管理のプロセスにどのような問題が潜在しているのか、IT投資のバランスは適正なのかなど、しっかりアセスメントと棚卸しを行った上で、さまざまな効率化のソリューションを考えていくことが肝要です。

例えば、IT投資の比重があまりにもレガシーシステムの維持・運用に偏りすぎている場合、そこでは抜本的な刷新が理想的であることはもちろんですが、「第三者保守サービス」や「EOSL(End of Service Life)保守サービス」などの外部サービスの活用も検討し、既存の業務負担を減らし是正を図っていくという選択肢もあります。

第三者保守サービスが対象としている例はERPで、その名のとおりユーザー企業でもERPベンダーでもない第三者が維持・運用にあたるというサービスです。一方のEOSL保守サービスは、ベンダーの保守期間が終了したソフトウェアや機器に対して、サードパーティのプロバイダーが代替機や保守部材を確保・提供してシステムを延命するというものです。

2017年時点の情報ですが、矢野経済研究所が行った調査によれば、こうした第三者保守サービスやEOSL保守サービスの市場は年平均8.7%で成長を続けており、2020年の市場規模は112億6,000万円に到達する見込みだといいます。

また、実際にこのサービスを提供している事業者によると、対象システムの運用保守コストを50%程度削減することも可能になるといいます。こうしたものを活用すれば、余裕のできた予算や人材などのリソースを第2段階のデジタル化に回すことができます。

IT投資を最適化していくために考えるべきこと

ほかにもIT投資の最適化を実現する手段はさまざまです。一番に考えたいのは、改善のための戦略的な業務により時間を振り向けるべく、既存の業務を自動化させることです。運用の自動化のためには、サーバー監視などの運用自動化ツール、サーバー環境構築などには、構成管理ツールを用いた自動化も可能であり、これらはオープンソースのソフトウェアが利用できます。すぐに使えるものではありませんが、チャレンジ次第で大きく業務は変わるでしょう。

IT投資の観点からは、既存のオンプレミスで稼働させているシステムをクラウドに移行することも効果的です。これにより保守運用の作業負荷を軽減し、ハードウェアのライフサイクルからも脱却することができます。

さらに最近では、保守運用における定型的かつ煩雑な作業をRPAで自動化するといった動きも見られるようになりました。

ただし、これらの施策を実際に適用する際には、対象システムの内容を事前にしっかり吟味しておく必要があります。例えばめったに改訂が行われない法定業務を中心としたアプリケーションはほとんど手を入れる必要がなく、わざわざコストをかけてクラウドに移行してもあまりメリットは得られません。

また、単に人手がかかって面倒だからという理由だけで、業務フローを見直すことなく定型作業をRPA化してしまうと、ますますその非効率な業務が固定化されてしまい、ブラックボックスから抜け出せなくなってしまう恐れもあります。

すぐ自動化に飛びつくのではなく、無駄な失敗に陥らないためにも、まずは綿密な計画と議論を行い、取り組んでいくことが必要です。

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